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表面処理事業PLATING

めっき コーティング 塗 装

見えないところで光る技術

めっき部門では、多種多様なニーズに対応する少量多品種生産などにより、大手自動車、電機、建築関連部品、各種産業機械部品等の金属製品のメッキを一括して処理しています。
新しい時代の新しい技術の見えるところ、見えないところで当社の技術が生かされています。

【表面処理(めっき関係)】

 1 装飾クロム、ダブルニッケルクロム
 2 工業用硬質クロム加工
 3 化成処理 黒染表面処理、リン酸亜鉛、リン酸マンガン
 4 亜鉛めっき
(三価クロメート、三価ユニクロ、有色クロメート、黒色クロメート)
 5 無電解ニッケルめっき
 6 錫めっき
 7 その他加工
バフ研磨、バレル研磨、アルマイト処理(白色・黒色・硬質)、サーテック処理 

化成処理・着色(アルマイト処理)

アルミニウム専用の表面処理で、アルミニウムの表面を陽極として電気分解により酸化させるもので、耐食性、耐摩耗性の向上、及び塗装、装飾などを目的として行なわれています。

サーテック処理(アルミ三価クロメート処理)

アルミ素材の耐食性付与の後処理法として、また塗装下地用としての密着性向上にきわめて有効な方法で、防錆力の向上にも有効手段となっています。

化成処理・着色(リン酸塩処理)

パーカライジングやボンデライトとも称される鉄鋼の後処理法で、表面にリン酸塩皮膜を形成させ、塗膜の密着性を向上させ、耐食性をも付与しようというものです。

工業用(ニッケル/無電解ニッケル)めっき

コネクタやスイッチ、端子など、金メッキや錫めっき、ロジウムめっきが施されている電子部品では例外なく下地にニッケルめっきが施されていて、素地との密着性を高めたり、耐食性を付与しています。
また代表的な無電解ニッケルめっきであるニッケル−リン(5〜13%)合金めっきは、近年、実施工場の増加と共に市場が拡大してきたもので、複雑な形状に対しても膜厚のムラがなく均一にめっきができます。加えて、多くの機械的特性、物理的特性などが評価されて、さまざまな分野で利用されています。

装飾用(黒色クロメート)めっき

光沢亜鉛めっき後に銀塩を含有した浴中に浸漬して得られる黒色クロメート皮膜は、耐食性が良好であるため、外観向上の目的と共に、自動車や弱電などのボルト、ナット、各種金具類などに利用されています。高級洋傘の骨に利用されている例もあります。

防錆用(亜鉛)めっき

亜鉛めっきは代表的な防錆めっき法として広範囲の分野で利用されています。特徴を列挙すると
1.比較的複雑な形状の素材にもほぼ均一な厚さでめっきすることができ量産加工も容易
2.pH8〜12(中性の環境)の領域における腐食が特に少なく大気中の腐食速度は鉄の約1/100ときわめて遅い
3.鉄に対する犠牲的防食作用が強いために、めっき面にキズがつき鉄面が露出しても防錆する。
4.後処理としてのクロメート皮膜が亜鉛の白さび発生を防ぐため、他の防錆処理に比べてその防錆効果が優れている
5.塗装等にみられる、ネジ、切削面などのマスキング作業が不要
6.めっき後の二次加工性に優れている
などがあげられます。

工業用(硬質)クロムめっき

クロムめっきとしては、装飾用も硬質も本質的な違いはなく、使用目的が装飾以外のもので比較的厚い(JISでは5um以上と規定)めっきを工業用(硬質)クロムめっきと呼んでいます。素地に直接、密着性の良好な分厚いめっきを、均一にほどこすというのが工業用(硬質)クロムめっきに要求される基本的な条件になります。

装飾用(クロム)めっき

金属素材、プラスチック素材を問わず装飾めっきの主流をなしています。素地加工や下地めっきの種類によって、単なる光沢外観のみならず、梨地、ヘアライン、スピン、ダイヤカット、サテン(半光沢梨地)、ベロア、パールなど、多彩な外観が容易に付与されるため、クロムめっきのもつ重圧な金属質感、清潔感、精緻さと相まって、あらゆる分野で利用されています。

Mブラック(低温黒クロム)めっき

従来からあります黒クロム液に特殊な添加剤を添加することにより、魅力的な黒色の外観になり欠点を克服しました。
高電流で処理しても端面との色調の差がなくなり、付き回り性が良好です。防錆力・密着性に優れています。